『お塩の未知』動画より⑤
この記事は以下の動画から書き起こしたものに基づいています。
https://www.youtube.com/watch?v=9fL9nZuRLeY
(13ページです)
『サラダ。サラダの語源、言葉ってとても大事です。
『サラダの語源、実はサラリー、サラリーマンのサラリーね・・ソルジャー、兵隊・・・と同じようにソルト、塩が語源でした。』
参考までにこのことが書いてあるサイトのアドレスを書いておきますので、興味がある人は読んでみてくださいね。
http://www.tokyosalt.co.jp/archives/569
https://www.shiotokurashi.com/world/europe/44681
『だからサラダを食べる時には、いいですか、生野菜を食べるときには塩をかけて食いなさいってことです。』
『ドレッシングではないですからね、ましてマヨネーズではないということ。』
以前はドレッシングを作っていました。
塩とサラダ油と柑橘類とか酢とかコショーも加えてフルフルして。
だんだん面倒くさくなって、というか美味しい市販のドレッシングが出始めて「どのドレッシングにしようか」って選択になって・・・。
そのうち、ドレッシングの中のケミカルの後味とかが気になり始めて・・・今は塩です。
『あっ、それからね、話がちょっと飛ぶけど、ヨーグルトって何かけて食べる?』
『まぁ、まだねヨーグルトにジャムを入れたりね、果物を入れて食べるのはいいかもしれない。』『本場ブルガリア、ヨーグルトは塩ヨーグルトでした。砂糖はいれません』
そうなんだ。
ヨーグルトが登場したころ、明治のブルガリアヨーグルトに粉砂糖の小袋がついていて、それからはそれが正当な食べ方みたいに思っていました。
果物や缶詰のフルーツを入れても、砂糖やシロップ、蜂蜜なんかをたっぷりいれて、甘酸っぱさを楽しんでいました。
何故か、最近は何もいれないそのままで美味しいと思うようになって、果物をいれても砂糖は使わないようになっていたけれど、本場は塩ヨーグルトだなんて、知らなかったー。
ちょっと試してみるのに勇気がいりそうだけれど、最近は塩チョコなんていうのもあったりするし・・・やってみよっと。
『今、日本だけですよ。砂糖を入れて食ってるのは。』
『ヨーグルトが悪いのは悪いさ、乳製品だからね。』
『だけど、そこに砂糖を入れるから、上乗せで悪いのさ・・・だから塩ヨーグルトにしたらまだいいかな』
外国から入ってきた食品とのつきあい方がつかめてないのですね。
口当たりだけじゃなくて、体の芯からの喜びようみたいなのをキャッチしないといけないようですね。
今は口当たりだけで決めちゃうから、砂糖だって代替のケミカルを使って、口は喜ぶかもしれないけれど、体は糖分が入ってこないー!ってことでもっと食べろと要求する。
おかしなことになっていますね。
『そのように食文化が違うことによって、食べ方を間違えて伝えてきた。』
『食べやすいようにしたということですね。ヨーグルトは酸っぱくて食べにくいから』
売る側は売れればいいわけだから、そりゃぁ口当たり優先で、健康のことなんて、食べてりゃなんとかなるさ程度にしか考えてないのでしょうね。
自分の体は、自分のセンサーと正しい知識で守らなくっちゃ。
『じゃぁ、ちょっと話戻ります。』
『サラダの語源、わかりましたね。』
『で、サラダを可能にしたものなんですよ。生野菜。』
『昔ね、50年ぐらい前までサラダ食べてない。』
『人の糞尿、人糞を肥やしに撒いたから、寄生虫、回虫の問題があったので、食べれなかった。』
『それを可能にしたのは農薬であり、化学肥料、いわゆるきれいな野菜、ね』
『だからね、なんかわからないけど、そうやって食べ物って作られてるんだね。』
そういえば、私の子どものころはサラダなんてなかったです。
野菜の食べ方は漬物か煮物か天ぷら・・・野菜炒めもなかったな。
話しはそれるけれど、野菜炒めは油を消費させるために日本人に油を摂らなくっちゃって教育をすることで出て来たメニューだと思います。
中学の頃、家庭科の先生がうるさく「日本人は油が足りない。油で炒めれば野菜の栄養ももっと吸収される」なんてことを言ってたな。
・・・で、今となったら、それもどこかの国の策略に乗せられたんだって、わかってきた。
油なしには料理のメニューが考えられなくなったところで、健康を害する人が出てきて、なんかおかしいぞって調べた人が教えてくれるには、「サラダ油、危険!」「天ぷら油危険!」
もうー!なんやねんって。
お塩だけではなくて、そんな罠があっちにもこっちにも。
まぁ、そんなことをボヤいていても始まらないから塩のお話に戻りましょう。
『さぁ、そこでね、細胞レベルの話を・・・ちょっと難しい話をします。』
『お塩を語るとき、塩を語るときに絶対に必要なのは、塩化ナトリウムという、えー、ナトリウムというものを語らなきゃいけない。』
『塩・・・塩の主成分ですからね』
『その他、塩化ナトリウムを語るのに絶対いるのはカリウムなのですよ、カ・リ・ウ・ム』
『覚えてもらいたい、ミネラル。』
ナトリウムとカリウムが大切なのですね。
あかんわー、一家の主婦をしていた(過去形ですが)私が、こんなこと知らなかったってことは、もしかして家族にとっては悲劇だったのかも。
ごめんなさいね。
ま、今となっては各自勉強してもらうしかないので、そんな懺悔の気持ちも込めてこれを書いています。
『で、細胞の中、ひとつとればわかるのですが、内側、細胞の内側にはカリウムというミネラルが多く含まれています。』
『じゃぁ、細胞の外はというとね、細胞の外はナトリウム。』
『細胞外液にはナトリウム、細胞の中にはカリウム、ここまで理解できましたね。』
またもや!生物とってたけど、記憶になーい!
劣等生ぶりが露呈しました。
『で、カリウムの特徴をお伝えします。カリウムの特徴、役目ね。』
『ゆるめる力、ユルユルユル、覚えましたね。カリウム、細胞の中に入っているカリウム、ユルユルユル。』
はーい、カリウムはユルユルユル。
覚えました。
『細胞の外は、ナトリウム。ビシッと締める。要するに、ビシッと締める。』
『人間はナトリウムとカリウムで生きていると言ってもいいくらい、大切なミネラルです。』
『だから、ユルユル、ビシッで生きているんだよ。ユルユル、ビシッで。わかった?』
ユルユル、ビシッ。
緊張と緩和ってあれですね。
『さぁ、そこで、カリウムを多く含んだ果物って何?よく言われているのがバナナです。』
『じゃぁ、バナナはどこで採れますでしょうか?』
『バナナは南国で採れます。バナナ、パパイア、マンゴー、パイナップルね』
熱帯フルーツ。
実はウチの息子は熱帯フルーツの栽培研究をやってる。
ひょんなところで息子に出会った気持ち(笑)。
『ということは、スイカっていつ食べる?』
『夏でしょ。』
『熱い南国の人が体を冷やすために食べるのが南国のフルーツ、バナナ』
『ということはカリウムは体を冷やす。』
『わかりましたね。ここが大切。』
カリウムは体を冷やす。
ここがポイントっぽいですね。
水分が多いから体を冷やすのではないんだ。
『さぁ、そこで、じゃあナトリウムは?という話なのですが』
『ナトリウムは逆に体を温める』
ふむふむ、カリウムとナトリウムの名コンビってことか。
『いいですか?細胞の中にあるカリウム、細胞の外にあるナトリウム。』
『カリウムはユルユル、ナトリウムはビシッ。カリウムは体を冷やす、ナトリウムは体を温めるという具合な役目があります。』
本当に「無知は痴」って言われたことがあるけれど、学校で習ったはずの知識って駄々洩れ、ただの一滴も残ってないやん。
学歴だけ残って知識は残らず。
学費は、あのたった一枚の卒業証書の値段にすぎないのかも。
いや、みんなのことじゃなくて、私だけのことかもしれないけど。
『さぁ、そこで、日本はね。ここは福岡ですけれども、日本海側は特に寒いのですね。もう11月、今ごろからもう寒くなります。来年の3月ぐらいまでかな。北へ行けば行くほど寒くなる。』
『ということはね。寒いところの北海道。僕は北海道ですよ。で、冬にバナナ食う。こんな馬鹿な奴がいるんですね。冬にトマトを食うというアホ。冬にレタス食ってる人。』
『ね、ダメです。体を冷やすものを食べちゃダメですよ。』
だから野菜は体を冷やす、果物は体を冷やすって、そういうことなのですね。
カリウムなんだ。
これは東洋医学の本を読んだときに書いてあったような気がします。
でも東洋医学は、またまた陰陽五行たらなんたら、さらにちんぷんかんぷんの言葉が面倒くさくて思考が停止してしまう。
面倒くさがりの私・・・すぐに思考停止する頭・・・もうあかんわー。
こんな風に、おバカな私にでもわかるように説明してくださる笹谷達朗さんってすごいな。
ありがとうございます。
『さぁ、そこで、僕がどうしてこういうことを言うかというと、人間はね体温を36,5度以上保たなければいけない。だから冷やすことをしてはいけないということです。』
確かに、放って置いたらモノは冷えていくんだから、それをさらに冷やそうとするなんてもってのほか。
『さぁそこで、果物の食べ方、野菜の食べ方。』
『野菜の食べ方は塩をかけて食べる。わかりましたね。』
『じゃぁバナナを食べてもいいから・・・なぜここでバナナを食べてもいいって言うかというと、農薬の問題があるのです。残留、ポストハーベストね。噴霧してある薬品。その残留があるので、あまりすすめたくないのね。でもバナナ食べてもいいから、塩かけて食べてね。』
はーい!・・・ってか、今何聞いた?
バナナに塩?
さっきはヨーグルトに塩で今度はバナナに塩。
理屈はわかりました。
でも、美味しいのかなぁ。
いやいや、なんでもやってみるしかない。
やってみてから自分で受け入れるかどうか決めたらいいだけだ。
早死にしてもいい、病気になってもいいからバナナはそのまま食べたいってひともあるだろうからね。
私はどっち?それだけ。
『で、バナナに塩かけてって「えー!」ってね。』
『パイナップル、塩かけて食べてね。』
なんとなくだけど、パイナップルはイメージ的に塩をかけても美味しそうな気がする。
『じゃぁさ、グレープフルーツ、塩かけて食べてね。』
グレープフルーツは輪切りにして砂糖をかけて・・・あれ?塩?
『グレープフルーツにかけてね。ソルティ―ドッグ。』
ここで、またまた世間知らずの私は「ソルティ―ドッグ」なる言葉を知らなかった。
何回も聞き直して、そうとしか聞こえないのであきらめて文字にして、おもむろにネットで調べました、ソルティードッグ。
ちゃんとあるのですね。
カクテルで。
すごいなー、理に適ってるやん。
しかも美味しいらしくて、口当たりがいいけれどアルコールがきついので飲み過ぎないようにとまで注意してありました。
アルコール駄目な私はこれを試すわけにはいかないけれど、塩かけグレープフルーツを試してみるだけの好奇心は湧いてきました。
『そのように、ちゃんとしてるのね。だから、塩をかけて食べる。要するにカリウムとナトリウムのバランスを整えて食べる。美味しいということはどういうことかっていうことね。』
「美味しい」が間違っちゃってるのですね。
私たちの味覚が、外来の食べ物を何とかして食べようとして口だけ喜ばせて、体をだいなしにしている。
西洋風がカッコイイみたいな神話ができちゃって、無理して食べようとして体のセンサーのスイッチを切ってしまう。
そういうことですね。
果物好き、甘いもの好き、サラダ大好きの私が育てた息子が、あり得ない男の冷え性だったわけがわかってきました。
ごめんなさい。
ま、でも今さらどうしようもないけど、息子と嫁にこのことは伝えたほうがいいかもです。
謝罪とともに。
『そこまで、質問ありますか?』
『いちばん大事なことを言います。ベジタリアン、ビーガン、菜食主義、玄米食、玄米菜食、マクロビ、マクロビオティック、フルータリアン、果物食べる人、おまけにナッツを食べる人は絶対に塩をかけて食べないといけないよ。だからピーナッツには塩がまぶしてあるの。だからトマトジュースには塩が入っているの。だからアーモンドには塩がついてるの。これは食べて体の中に取り込みやすいように塩を使っているの。その塩を減らしたら、まったく意味がないでしょ。』
誰だー!ノンソルトのナッツを買ってるのは!はーい、私です。
でも、でも、やっぱ不味いから家で塩をつまみながら食べていました。
体は正直ですね。
塩味のついたのは、結構塩が舌に痛いのです・・・これは塩の質の問題かなぁ。
まぁ、そんなこんなで、今回は反省項目多し。
しかし自分の冷え性、息子の冷え性の原因が判明してよかったです。
カリウムの多く含まれる生野菜、果物、ナッツ類、玄米などを食べるときにはナトリウムを補うために塩をかけて食べる、これが鉄則ですね。