『お塩の未知』動画より⑥
この記事は以下の動画より書き起こしたものに基づきます。
https://www.youtube.com/watch?v=_sTujN5E2wo
(17ページ)
『前に岩塩の話が出て来たでしょ。』
『岩塩に含まれていたミネラル分はほとんどミネラルウォーターに抜ける、で岩塩に残っているのは殆ど塩化ナトリウムばっかりでした。』
『水に抜けているのですから・・・土壌に溶けているのですから』
『さぁ、そこで、岩塩は・・・塩は2002年に輸入自由化になったのですね。どこから輸入してきてもOKになった。』
『だからいろんな塩が売られているのですが、実はね、岩塩は日本人には合わないという答えが出ています。』
日本人の好きな外国料理を思い出してみてください。
『スペイン料理、フランス料理、イタリア料理、メキシコ料理も含めて。』
『さぁ、イギリス料理、日本にいくつあるってわかります?スイス料理は?』
『ないでしょ?』
『聞いたことないよね、スイス料理。有名でしょ、スイスって国。イギリス、アメリカ料理、えー?ドイツ料理、ロシア料理。数の上からフランス料理、イタリア料理、圧倒的に多いでしょ。』
確かにフランス料理とイタリア料理は圧倒的に多いですね。
『この違い、なんなのだろうか?』
『何故、イギリス料理は、はやらなかったのか』
『簡単です。岩塩を使っている国の料理か』『海の塩なのか。』
『で、わかるのですよ。』
『日本は昔っから海の塩を使ってきているから、味覚的に岩塩を使った料理は合わないんです。』
なるほど。
そういえば岩塩って私の認識ではバスソルト、お風呂に使うものでしかないです。
『それなのに、岩塩をね、輸入してきて、岩塩はいいんだって』言ってる。
『ミルにいれてさ、グリグリグリ。胡椒ならわかる。いいですか?胡椒なら香りがあるからわかる。ひきたてのものは香るでしょ。岩塩はこう、やったからといって風味は変わらないんだから、粉になってればいいんでしょ。』
『おいしさは海の塩には叶わない。』
『だからね、プロの調理人、コックさんがね、岩塩いい、岩塩なんとか、もう味覚音痴って言ってください。』
辛らつですねー。
(18ページ)
『じゃぁ、18ページ行きます』
『ここではね、海の塩分濃度、3,5%って言ったでしょ。海水浴に行って「げーっ」となってしまうあの(人の血液の塩分濃度の)4倍もする、海に含まれている(塩)、溶けている中身はいったい何なのかという説明です。』
『だいたいね、80%が塩化ナトリウムです。塩素イオンとナトリウムイオン。』
『残りのね、20%ちょっとが塩化ナトリウムを除くもの。』
『この20何パーセントの部分を22%と書いていますが、ニガリと言います。』
『漢字で書くと苦い汁と書きます。英語で言うとビターね。ビターチョコレートのビター。だから苦いのですね。苦い。』
『さぁ、そこで、苦汁の決断っていうやつ、ね、ニガリなの。これ、苦い汁とかいて苦汁の決断、ね。僕が塩屋になったのは苦汁の決断。冗談ですよ。』
『さぁ、そこでニガリの説明は、わかりやすく言うと、豆腐を作るときに豆腐の大豆のたんぱく質を固める凝固剤、(ニガリ)で豆腐が出来ます。』
『いいですか?ニガリの成分は主にマグネシウムやカルシウム。』
『ね、だからミネラルウォーターと一緒でしょ。これを多く含むのですね。』
『他のミネラルもいっぱい入っていますよ。だけど、マグネシウムとカルシウム・・・実はね、海に含まれているマグネシウムの比率と人間の体に含まれているマグネシウムの比率・・・海はね40倍から50倍多く含まれているのです。』
『バランスが全然ちがうのですよ。だから海水を持ってきて飲む健康法もなければ、海水の水分を飛ばしたそのままの塩を取り入れるということもない。』
『ニガリを調整した塩でなければダメだということです。』
『塩化ナトリウムがもっとも大事、人の体にはね。塩として。・・・で、ニガリは若干でいいんだという話ですね。』
『さぁ、そこで、このマグネシウムの説明をちょっとします。』
『さっきね、人間の体に含まれている・・・細胞の中に含まれているカリウムと細胞の外のナトリウム、これは一緒に考えてねって説明しました。』
『今度、マグネシウム・・・ニガリですよ。ニガリ。ミネラルウォーター、そういうものに多く含まれているマグネシウムについてはカルシウムと一緒に考えるのです。』
『いいですか?一緒に体の中で作用していくのですね。マグネシウムとカルシウム。いいですか?カリウムとナトリウムという組み合わせで考えて。』
なるほど、カリウムとナトリウム、そしてマグネシウムとカルシウムですね。
これらは一緒になって作用するってことか。
『じゃぁね。カルシウム不足ってよく世の中では言われているじゃないですか。』
どうやら、そう言われるようになった元の文章があるようです。
そして、その前文にいわゆる但し書きがあったみたい。
その但し書きの内容はこんなです。
『欧米人に比べると日本人はカルシウムが少ない。』
「欧米人に比べると」っていう但し書き。
なるほど、骨格が違いますよね、彼らとは。
そんな欧米人と比べたらカルシウムが少ないのは当たり前かもしれません。
『わかりますね。カルシウム不足、カルシウム不足って言っているのは誰なのか。』
『牛乳屋さんでした。いい?牛乳を飲ませたいからカルシウム不足って言っているんですよ。』
『別にカルシウム、不足しているわけではないの。だからカルシウム入れ過ぎた結果、実はマグネシウムが体から、足りていないの。』
そういえば、日本人をパン食にしてアメリカの小麦を買わせるために給食をパン食にして、それに牛乳をつけたって話を聞いたことがあります。
ここにもまた、アメリカが絡んでいるのですね。
小麦粉、そして酪農。
酪農の牛さんはアメリカからの飼料を食べています。
そもそも牛乳を飲まなかった日本人に牛乳を飲ませて、酪農を盛んにさせて飼料を売りつける。
パン食が普及して小麦粉も売れる。
悪智恵者だなぁ、まんまとはまった日本人。
政治家や官僚はそのはざまで右往左往ってところですね。
ところでマグネシウムが不足するとどうなるの?
『マグネシウムを漢字で書くと金偏に美しいと書きます。いいですか?だから美容を目指す女性の皆さんはちゃんとマグネシウムを補給しないと駄目です。』
『カルシウムとマグネシウムは一緒に考えるんだよって言ったなかで・・・ミネラルウォーターは硬水でしょ。マグネシウムがいっぱい含まれています。』
乳製品が定着しちゃった結果、私たちはマグネシウム不足に陥っている。
では、そのマグネシウムはどうやって摂ればいいのかってお話が続きます。
『で、マグネシウムを摂りたいんでしょ、皆。ミネラルウォーター買ってきて飲みなさい。下痢するから。』
いやいや、これは悪い冗談です。
私たちを気づきに導く悪い冗談。
『なんで?マグネシウムが多いから。マグネシウムの下剤があるように・・・マグネシウムは下剤。下痢をしてしまう。だからミネラルウォーターを飲んだら下痢をするということですね。』
『ということは、(マグネシウムは)そんなにありがたいものじゃないということはわかるよね。』
本当だ。それでも不足しているのなら、どうやって摂ればいいのでしょう。
そんなありがたくないものでも、摂らなくっちゃ困る、そんな状況にいる私たちです。
『さぁ、そこで、マグネシウム。塩に含まれているマグネシウムは塩化マグネシウムですけれど、塩化マグネシウムじゃないマグネシウムを摂らなきゃいけない。じゃ、何から?という説明なのですね。』
なるほど、塩に含まれているマグネシウムという形、塩化ナトリウムじゃないマグネシウムを摂る方法を探せばいいってことですね。
で、それは何?
(19ページ)
『この19ページ、さぁいいですか。血液は赤いじゃないですか。何故、赤いか。』
『これはね、血液のヘモグロビンの中心にあるのは鉄です。中心にあるミネラルが鉄、鉄分。』
『いいですか?じゃぁ、エビの卵は何故青いか?エビの卵の青色の中心は銅です、銅。だから、中心にあるミネラルで色が違うんだよ。』
『葉緑素、緑の葉っぱの中心にあるのはいったい何?マグネシウムです。だから緑なのです。』
『という具合に中心にあるミネラルが何なのか。』
それで色が違ってくる。赤、青、緑。花火みたいですねー。
しかもね、ヘモグロビンの分子構造と・・・いいですか、葉緑素の分子構造は似ています。中心にあるもの(ミネラル)が違うだけ、これが大事なポイントです。』
ふむふむ、ここでマグネシウムが出てきました。
葉っぱ、つまり葉緑素という形で。
『じゃぁね、葉緑素、緑の葉っぱ、青物野菜だよ。(これを)食べたら葉緑素が入って来るから、それが消化されて小腸からジュワーッと肝臓に入ってくるときに、肝臓でヘモグロビンの鉄もはずれる。』
『いい?葉緑素のマグネシウムもはずれる。ということは鉄は鉄で、マグネシウムはマグネシウムで体の中で必要なミネラルとして動いていく。』
ポイントは肝臓なのですね。
『すごく活性してくれる、ちゃんと活躍してくれるミネラルが葉緑素に含まれているマグネシウムでした。』
なるほど。青物野菜を摂って下痢することはないものね。
『だから青物野菜を摂りなさいということです。いい?ニラだのホウレンソウだの青・・緑の野菜。』
野菜を食べろって、そういうことなのですね。
ビタミンがどうだの、ミネラルがどうだのって、チンプンカンプンだったけれど、こんな風に説明をしてもらえば、よくわかります。
『それでね、何故この話をするかというと青汁、昔はクロレラ。青汁がやたらめったら急成長している。何故だろう。』って考えてみてください。
『健康食品には流行りすたりがあるのです。だからニガリダイエットとかニガリ健康法って消えていったでしょ。いろんな健康法が出てきて、いろんな健康法が消えていくけど、青汁だけは伸びてるの。その理由はね、マグネシウム不足が解消できるから。』です。
『何故こんな話をするかというと、さっき言ったでしょ。肝臓の中に入っていってマグネシウムが活躍できるという話をしていったときに。』
『肝臓の仕事のひとつに解毒っていうのがあるのですよ。肝臓で毒素を解毒していく。』
『今は農薬、化学物質、薬品、薬、食品添加物、そういう化学物質がいっぱい入って来るので、肝臓の解毒作用がもういっぱいいっぱい。』です。
『で、おまけに便秘がちな人は特に便秘による有毒ガスが肝臓にまわって肝臓をいじめる。で、肝臓がいっぱいいっぱいになると今度は皮膚でアトピーを起こす。』
『いい?肝臓で処理できないやつは皮膚で処理をする。それがアトピーね。』
『ということは、肝臓(の機能)を上げればアトピーは治るってことなんだよ。』
『もっと言うと、便秘がちになると毒がまわるから肝臓に行く、肝臓で処理できなければ、今度は脳に行って、脳がプツン!脳梗塞。』
『という具合に肝臓の解毒作用を上げなくてはいけない。そのために青汁に含まれている、葉緑素に含まれている、クロロフィルだよ、葉緑素、それに含まれているマグネシウムが肝臓に入って解毒作用を高めてくれる。』
マグネシウム不足がどんな困ったことになるか、やっと納得。
『特に何も含まれていない粉になった青汁を一日一杯でいいから、飲むことによって回復する。ま、できればね、小松菜でもなんでも青物野菜をちゃんと調理して食べればいいけど、そんな量、食べられないから。』
肝臓の機能を上げるためにはマグネシウムが必要で、これはカルシウムを摂り過ぎているってことだけじゃなく、現代人のケミカルにまみれた食生活から考えれば必須のミネラルなのですね。
そういえば産前産後に牛乳を摂り過ぎたお母さんの子どもがアトピーになったって話を聞いたことがあります。
これって、お母さんが赤ちゃんのためにカルシウムをたくさん摂ろうと思って牛乳を飲んだことで、カルシウム過剰になってマグネシウム不足が生じ、そこからの肝機能低下を子どもが引き受けたってからくりなのかな。
『だから僕は、彼ら(青汁の研究をしている人たち)の書いていることを、(青汁で)マグネシウムが摂れるというところで、(その人たちと)いろいろ情報交換をした(結果)、塩からマグネシウムは摂るべきじゃないという答えが出た。』
塩屋であればこその探究心ですね。
「何もかも、塩!」ということではないって、そういうことに気づかれた。
牛乳を売り込みたいがために、大事なことを隠して片寄った情報を流す「売らんかな」の姿勢とはかなり違います。
こういう人の言うことはかなり信憑性があると思いますが、それでも盲信するのではなく疑問に思うことは自分でしっかりと調べてみてね。
『でね、多くの塩を説明している人は海の塩に含まれているニガリね。塩化マグネシウムを摂れって言うの。』
やっぱり!
塩神話ができちゃうのですね。
『無理だからね。体に負担をかけて・・・皆さんね。マグネシウム入りの下剤を調べれば答え、はっきり出てくるの。マグネシウム入りの下剤は塩化マグネシウムを使っているのね。(塩化マグネシウムを使っているその下剤の)注意書きに書いてある。「腎臓病をお持ちの方は使用を控えてください」。』
『要するにね。マグネシウムは腎臓を固めるって、製薬会社はもう認めているの。』
塩化マグネシウムという形で摂るマグネシウムは腎臓に悪いということですね。
青物野菜という形で摂りましょう。
『ニガリの話のついでにマグネシウムの話をすると、昭和20年以前はニガリの多い塩、要するに10%以上のニガリの多い塩を摂っていたので・・・いいですか?血管、内臓、腎臓、特にたんぱく質でこういうものは出来ているので、ニガリの凝固作用によって、腎臓が早く固まる。』
『だから身長が150cm。寿命は50歳。それで病気のナンバーワン、いちばん多い病気が腎臓病。』です。
『今は我々、塩化ナトリウムばかりの食塩に変わったので、腎臓に負担がかからなくなった、つまり身長が伸びた、寿命も延びた。』
そうか。肉を食べるようになって栄養状態がよくなったから身長が伸びたみたいに思ってたけれど、原因は塩の組成の問題だったんだ。
『塩の質でこんだけ違うのです。塩の質だけでこんだけ違うの。』
『栄養、食べてるものがどうのこうのと違うのです。塩の質でこれだけ違ったんだよっていう・・・そういう説明も含めてマグネシウムは塩から摂るのはほんの微量でいい。』そういう結論ですね。
『多くの人がだよ、ニガリがたっぷり入っている自然の塩がいいと言う。ダメです。』
それは『昔に戻るって話。』
ニガリを調整しないと昔の塩、腎臓病を誘発する塩になってしまうってことですね。
『だから、塩のニガリはほんのわずかでいい。その説明をしているのが実は「伯方の塩」でした。』
「伯方の塩」って、ありますね。あれのお話みたいです。
『「伯方の塩」っていうのはね。本当に真面目な日本一の塩屋さんです。』
『あそこは塩化ナトリウムは97%、残りの3%に他のミネラルが入っていればいいんだよという考え、それが黄金律と言っています。だから、多くても3%。それ以上はあってもダメだよという。』
ニガリの調整が必要だって言ってるのですね。
昔ながらのそのままの自然海塩じゃなくニガリを調整しないといけないって言っている塩屋さん。(そのままだと昔の日本の塩、マグネシウムが多すぎて身長が伸びず短命、腎臓病になりやすい塩って言う先ほどのお話しです)
『で、「伯方の塩」はどうやって作っているか。一応、国が許したのはね、海外で作った塩田の天日の塩を輸入してきて、瀬戸内海の海水に溶かして、濃い塩水を作って、それを煮詰めて、・・・。』
国が許したってことは・・・つまり・・・つまり国が間違っていたら・・・なんらかの圧力からの意図的な施策があるとしたら・・・。
なんだか自由があるようで自由がない国に住んでいるのかもしれない私たち。
塩田復活なんてきっと国が許可しないのでしょうね。
外国から買うっていう何らかの国際的な圧力なんかもあるのかなぁ。
庶民にはわからない世界のようです。
そんな国を相手に、少しでも良い塩を作ろうとしている、「伯方の塩」ってそういう塩屋さんのようですね。
『塩の作り方で、最初に煮詰めていくと結晶になるのは石膏、カルシウムでした。先に結晶になるのがカルシウム、次に塩化ナトリウムが結晶になります。』
『で、塩化ナトリウムが結晶になって、白く出て来たときに、火を止めて、ガバーンとすくうの。ガバーンとすくってから遠心分離機で水分を飛ばすの。そして乾燥させれば、出来上がった塩は3%未満の他のミネラルが含まれている。そういう作り方をしています。』
『皆さんね。精製塩というのは実はこうやって作るんですよ。』
『海外で作った塩田の塩を日本に運んできて、溶かして、同じように煮詰めていくと、今言ったように塩化ナトリウムが結晶するじゃないですか。(それから)ほぼ100%に近い塩化ナトリウムを取り出すんですけど、実はサラサラした塩にするために、炭酸マグネシウムをほんのわずか加えます。』
『だから、炭酸マグネシウムが加えられているので、PH、アルカリ度が11ぐらいになっています。アルカリ性です。』
『でね、よく言われる話、ちょっと難しい話、塩は酸性かアルカリ性か。』
『塩を溶かした水溶液、塩水はね、酸性かアルカリ性かなんですよ。さっき言ったでしょ。』
『ニガリの多い塩は必ずアルカリ性。だってミネラルウォーターはアルカリ土壌』ということからもアルカリ性だということはわかります。
『天日海塩は実は若干の酸性を示します。』『何故?ニガリが少ないから。』
『という具合に決してアルカリ性がいいというわけじゃない。』
3%ニガリが入っている天日海塩がちょっと酸性に傾いているんだから、酸性であっても良い塩だということですね。
『で、もっと言うと・・・。薬剤師さんといろいろ話をしてみたの。そしたらね、49対51。だけでも51の方の性質が示されるんだって。』
『どんどん色が濃くなったり、それはあるよ。リトマス試験紙って色が濃くなったりさ、PHがあっち行ったりこっち行ったりするけど、51対49でも若干どっちかに寄ってしまうって話ね。』
『だからね、健康のための塩の目安というのは、塩にアルカリ性とか酸性、求めちゃダメなんだ。あと、還元だとか酸化を求めちゃダメ。』
ここのところは、ちょっと私の頭ではわかりにくいので、結論のPHとか酸化還元とか、塩の場合は求めないってことで終わります。(すみません)
食品の場合はいろいろ酸性食品だとかアルカリ食品だとか言いますものね。
また還元水がいいとか酸化したものはよくないとか、そういう知識のある人への説明だと思います。
私がこの回のお話しで感じたことは、笹谷さんの言われていることとは見当はずれかもしれないけれど、海に囲まれた国でお塩を輸入しないといけない事態を作ってることへの驚きです。
私の小さい頃はまだ塩田がありました。(すぐに消えましたが)
これってよく考えてみると恐ろしいことですよね。
食料自給率とかなんとか、それ以前の問題。
「塩を送る」って上杉謙信だか誰だかのお話しがあったじゃないですか。
今、水道が外国資本の手に渡りそうだのなんだのって水面下の動きがあるって聞くけれども、水と同じぐらい大切な塩は、もうとっくに外国の手の中に握られてたってこと。
そんなことも知らないでのうのうと暮らしてたってこと。
かなりなショックです。
でもね。
今となっては、どうのこうの言うよりも、それだからこその平和。
平和の推進国として、世界中に日本人の平和の精神を広めることを私たちは使命にしなければと感じました。
それこそが私たちのライフラインを守る唯一の道。日本人の宿命かもしれません。
『お塩の未知』動画より⑤
この記事は以下の動画から書き起こしたものに基づいています。
https://www.youtube.com/watch?v=9fL9nZuRLeY
(13ページです)
『サラダ。サラダの語源、言葉ってとても大事です。
『サラダの語源、実はサラリー、サラリーマンのサラリーね・・ソルジャー、兵隊・・・と同じようにソルト、塩が語源でした。』
参考までにこのことが書いてあるサイトのアドレスを書いておきますので、興味がある人は読んでみてくださいね。
http://www.tokyosalt.co.jp/archives/569
https://www.shiotokurashi.com/world/europe/44681
『だからサラダを食べる時には、いいですか、生野菜を食べるときには塩をかけて食いなさいってことです。』
『ドレッシングではないですからね、ましてマヨネーズではないということ。』
以前はドレッシングを作っていました。
塩とサラダ油と柑橘類とか酢とかコショーも加えてフルフルして。
だんだん面倒くさくなって、というか美味しい市販のドレッシングが出始めて「どのドレッシングにしようか」って選択になって・・・。
そのうち、ドレッシングの中のケミカルの後味とかが気になり始めて・・・今は塩です。
『あっ、それからね、話がちょっと飛ぶけど、ヨーグルトって何かけて食べる?』
『まぁ、まだねヨーグルトにジャムを入れたりね、果物を入れて食べるのはいいかもしれない。』『本場ブルガリア、ヨーグルトは塩ヨーグルトでした。砂糖はいれません』
そうなんだ。
ヨーグルトが登場したころ、明治のブルガリアヨーグルトに粉砂糖の小袋がついていて、それからはそれが正当な食べ方みたいに思っていました。
果物や缶詰のフルーツを入れても、砂糖やシロップ、蜂蜜なんかをたっぷりいれて、甘酸っぱさを楽しんでいました。
何故か、最近は何もいれないそのままで美味しいと思うようになって、果物をいれても砂糖は使わないようになっていたけれど、本場は塩ヨーグルトだなんて、知らなかったー。
ちょっと試してみるのに勇気がいりそうだけれど、最近は塩チョコなんていうのもあったりするし・・・やってみよっと。
『今、日本だけですよ。砂糖を入れて食ってるのは。』
『ヨーグルトが悪いのは悪いさ、乳製品だからね。』
『だけど、そこに砂糖を入れるから、上乗せで悪いのさ・・・だから塩ヨーグルトにしたらまだいいかな』
外国から入ってきた食品とのつきあい方がつかめてないのですね。
口当たりだけじゃなくて、体の芯からの喜びようみたいなのをキャッチしないといけないようですね。
今は口当たりだけで決めちゃうから、砂糖だって代替のケミカルを使って、口は喜ぶかもしれないけれど、体は糖分が入ってこないー!ってことでもっと食べろと要求する。
おかしなことになっていますね。
『そのように食文化が違うことによって、食べ方を間違えて伝えてきた。』
『食べやすいようにしたということですね。ヨーグルトは酸っぱくて食べにくいから』
売る側は売れればいいわけだから、そりゃぁ口当たり優先で、健康のことなんて、食べてりゃなんとかなるさ程度にしか考えてないのでしょうね。
自分の体は、自分のセンサーと正しい知識で守らなくっちゃ。
『じゃぁ、ちょっと話戻ります。』
『サラダの語源、わかりましたね。』
『で、サラダを可能にしたものなんですよ。生野菜。』
『昔ね、50年ぐらい前までサラダ食べてない。』
『人の糞尿、人糞を肥やしに撒いたから、寄生虫、回虫の問題があったので、食べれなかった。』
『それを可能にしたのは農薬であり、化学肥料、いわゆるきれいな野菜、ね』
『だからね、なんかわからないけど、そうやって食べ物って作られてるんだね。』
そういえば、私の子どものころはサラダなんてなかったです。
野菜の食べ方は漬物か煮物か天ぷら・・・野菜炒めもなかったな。
話しはそれるけれど、野菜炒めは油を消費させるために日本人に油を摂らなくっちゃって教育をすることで出て来たメニューだと思います。
中学の頃、家庭科の先生がうるさく「日本人は油が足りない。油で炒めれば野菜の栄養ももっと吸収される」なんてことを言ってたな。
・・・で、今となったら、それもどこかの国の策略に乗せられたんだって、わかってきた。
油なしには料理のメニューが考えられなくなったところで、健康を害する人が出てきて、なんかおかしいぞって調べた人が教えてくれるには、「サラダ油、危険!」「天ぷら油危険!」
もうー!なんやねんって。
お塩だけではなくて、そんな罠があっちにもこっちにも。
まぁ、そんなことをボヤいていても始まらないから塩のお話に戻りましょう。
『さぁ、そこでね、細胞レベルの話を・・・ちょっと難しい話をします。』
『お塩を語るとき、塩を語るときに絶対に必要なのは、塩化ナトリウムという、えー、ナトリウムというものを語らなきゃいけない。』
『塩・・・塩の主成分ですからね』
『その他、塩化ナトリウムを語るのに絶対いるのはカリウムなのですよ、カ・リ・ウ・ム』
『覚えてもらいたい、ミネラル。』
ナトリウムとカリウムが大切なのですね。
あかんわー、一家の主婦をしていた(過去形ですが)私が、こんなこと知らなかったってことは、もしかして家族にとっては悲劇だったのかも。
ごめんなさいね。
ま、今となっては各自勉強してもらうしかないので、そんな懺悔の気持ちも込めてこれを書いています。
『で、細胞の中、ひとつとればわかるのですが、内側、細胞の内側にはカリウムというミネラルが多く含まれています。』
『じゃぁ、細胞の外はというとね、細胞の外はナトリウム。』
『細胞外液にはナトリウム、細胞の中にはカリウム、ここまで理解できましたね。』
またもや!生物とってたけど、記憶になーい!
劣等生ぶりが露呈しました。
『で、カリウムの特徴をお伝えします。カリウムの特徴、役目ね。』
『ゆるめる力、ユルユルユル、覚えましたね。カリウム、細胞の中に入っているカリウム、ユルユルユル。』
はーい、カリウムはユルユルユル。
覚えました。
『細胞の外は、ナトリウム。ビシッと締める。要するに、ビシッと締める。』
『人間はナトリウムとカリウムで生きていると言ってもいいくらい、大切なミネラルです。』
『だから、ユルユル、ビシッで生きているんだよ。ユルユル、ビシッで。わかった?』
ユルユル、ビシッ。
緊張と緩和ってあれですね。
『さぁ、そこで、カリウムを多く含んだ果物って何?よく言われているのがバナナです。』
『じゃぁ、バナナはどこで採れますでしょうか?』
『バナナは南国で採れます。バナナ、パパイア、マンゴー、パイナップルね』
熱帯フルーツ。
実はウチの息子は熱帯フルーツの栽培研究をやってる。
ひょんなところで息子に出会った気持ち(笑)。
『ということは、スイカっていつ食べる?』
『夏でしょ。』
『熱い南国の人が体を冷やすために食べるのが南国のフルーツ、バナナ』
『ということはカリウムは体を冷やす。』
『わかりましたね。ここが大切。』
カリウムは体を冷やす。
ここがポイントっぽいですね。
水分が多いから体を冷やすのではないんだ。
『さぁ、そこで、じゃあナトリウムは?という話なのですが』
『ナトリウムは逆に体を温める』
ふむふむ、カリウムとナトリウムの名コンビってことか。
『いいですか?細胞の中にあるカリウム、細胞の外にあるナトリウム。』
『カリウムはユルユル、ナトリウムはビシッ。カリウムは体を冷やす、ナトリウムは体を温めるという具合な役目があります。』
本当に「無知は痴」って言われたことがあるけれど、学校で習ったはずの知識って駄々洩れ、ただの一滴も残ってないやん。
学歴だけ残って知識は残らず。
学費は、あのたった一枚の卒業証書の値段にすぎないのかも。
いや、みんなのことじゃなくて、私だけのことかもしれないけど。
『さぁ、そこで、日本はね。ここは福岡ですけれども、日本海側は特に寒いのですね。もう11月、今ごろからもう寒くなります。来年の3月ぐらいまでかな。北へ行けば行くほど寒くなる。』
『ということはね。寒いところの北海道。僕は北海道ですよ。で、冬にバナナ食う。こんな馬鹿な奴がいるんですね。冬にトマトを食うというアホ。冬にレタス食ってる人。』
『ね、ダメです。体を冷やすものを食べちゃダメですよ。』
だから野菜は体を冷やす、果物は体を冷やすって、そういうことなのですね。
カリウムなんだ。
これは東洋医学の本を読んだときに書いてあったような気がします。
でも東洋医学は、またまた陰陽五行たらなんたら、さらにちんぷんかんぷんの言葉が面倒くさくて思考が停止してしまう。
面倒くさがりの私・・・すぐに思考停止する頭・・・もうあかんわー。
こんな風に、おバカな私にでもわかるように説明してくださる笹谷達朗さんってすごいな。
ありがとうございます。
『さぁ、そこで、僕がどうしてこういうことを言うかというと、人間はね体温を36,5度以上保たなければいけない。だから冷やすことをしてはいけないということです。』
確かに、放って置いたらモノは冷えていくんだから、それをさらに冷やそうとするなんてもってのほか。
『さぁそこで、果物の食べ方、野菜の食べ方。』
『野菜の食べ方は塩をかけて食べる。わかりましたね。』
『じゃぁバナナを食べてもいいから・・・なぜここでバナナを食べてもいいって言うかというと、農薬の問題があるのです。残留、ポストハーベストね。噴霧してある薬品。その残留があるので、あまりすすめたくないのね。でもバナナ食べてもいいから、塩かけて食べてね。』
はーい!・・・ってか、今何聞いた?
バナナに塩?
さっきはヨーグルトに塩で今度はバナナに塩。
理屈はわかりました。
でも、美味しいのかなぁ。
いやいや、なんでもやってみるしかない。
やってみてから自分で受け入れるかどうか決めたらいいだけだ。
早死にしてもいい、病気になってもいいからバナナはそのまま食べたいってひともあるだろうからね。
私はどっち?それだけ。
『で、バナナに塩かけてって「えー!」ってね。』
『パイナップル、塩かけて食べてね。』
なんとなくだけど、パイナップルはイメージ的に塩をかけても美味しそうな気がする。
『じゃぁさ、グレープフルーツ、塩かけて食べてね。』
グレープフルーツは輪切りにして砂糖をかけて・・・あれ?塩?
『グレープフルーツにかけてね。ソルティ―ドッグ。』
ここで、またまた世間知らずの私は「ソルティ―ドッグ」なる言葉を知らなかった。
何回も聞き直して、そうとしか聞こえないのであきらめて文字にして、おもむろにネットで調べました、ソルティードッグ。
ちゃんとあるのですね。
カクテルで。
すごいなー、理に適ってるやん。
しかも美味しいらしくて、口当たりがいいけれどアルコールがきついので飲み過ぎないようにとまで注意してありました。
アルコール駄目な私はこれを試すわけにはいかないけれど、塩かけグレープフルーツを試してみるだけの好奇心は湧いてきました。
『そのように、ちゃんとしてるのね。だから、塩をかけて食べる。要するにカリウムとナトリウムのバランスを整えて食べる。美味しいということはどういうことかっていうことね。』
「美味しい」が間違っちゃってるのですね。
私たちの味覚が、外来の食べ物を何とかして食べようとして口だけ喜ばせて、体をだいなしにしている。
西洋風がカッコイイみたいな神話ができちゃって、無理して食べようとして体のセンサーのスイッチを切ってしまう。
そういうことですね。
果物好き、甘いもの好き、サラダ大好きの私が育てた息子が、あり得ない男の冷え性だったわけがわかってきました。
ごめんなさい。
ま、でも今さらどうしようもないけど、息子と嫁にこのことは伝えたほうがいいかもです。
謝罪とともに。
『そこまで、質問ありますか?』
『いちばん大事なことを言います。ベジタリアン、ビーガン、菜食主義、玄米食、玄米菜食、マクロビ、マクロビオティック、フルータリアン、果物食べる人、おまけにナッツを食べる人は絶対に塩をかけて食べないといけないよ。だからピーナッツには塩がまぶしてあるの。だからトマトジュースには塩が入っているの。だからアーモンドには塩がついてるの。これは食べて体の中に取り込みやすいように塩を使っているの。その塩を減らしたら、まったく意味がないでしょ。』
誰だー!ノンソルトのナッツを買ってるのは!はーい、私です。
でも、でも、やっぱ不味いから家で塩をつまみながら食べていました。
体は正直ですね。
塩味のついたのは、結構塩が舌に痛いのです・・・これは塩の質の問題かなぁ。
まぁ、そんなこんなで、今回は反省項目多し。
しかし自分の冷え性、息子の冷え性の原因が判明してよかったです。
カリウムの多く含まれる生野菜、果物、ナッツ類、玄米などを食べるときにはナトリウムを補うために塩をかけて食べる、これが鉄則ですね。
『お塩の未知』動画より④
この記事は以下の動画から書き起こしたものに基づいています。
https://www.youtube.com/watch?v=1MDBW8lW9CM
(12ページ)
『ちょっと難しい話になりますが、いいですか?』
『味覚で塩分が美味しい』から摂るとか摂らないとかそういう話じゃないのです。
塩を摂ってそれが、『食道を通って胃に行ったら胃酸、塩酸が出てきてグジュグジュグジュとなってから小腸に行って、小腸からジワーッと肝臓に滲み出るんです。』
『肝臓に行ったら肝臓は人体の工場なので、ジワーッと滲みて肝臓の静脈から、今度は心臓の静脈に入って、心臓の静脈から肺の静脈に入って行きます。』
『肺でいらなくなった二酸化炭素を手放して、新しく酸素をいただいて心臓の動脈に入っていきます。』」
『心臓の動脈に入っていったら今度は全身に血液を送り込む。』
『脳まで送りこむ。』のと『全身に送りこむ。』のとに二つの流れ。
『最後が腎臓にまわって腎臓で血液をろ過するというその循環なんですね。』
「すごい!」の一言。
高校で生物を取ってたけど、まったく頭に入ってなかったってことが今はっきりわかりました。
「塩」に特化した流れ。
まったく認識していなかったですねー。
『ここまで、理解できたと思うのですが、血液はどこでどのように使われているか。』
『血液がいちばん保存されている場所は肝臓です。』
『肝臓に血液が貯蔵されます。』
『次に血液が使われている内臓はどこか。』
『30%が腸で使われます。』
『腎臓が25%。』
『脳で15%』
『心臓というのはたったの5%以下です。』
そ、そ、そんなー。
なんだか世界が違って見えてくるー。
『血液を多く使う順番が大切です。』
『ということは肝臓でしょ、腸でしょ、腎臓、そして脳。』
『こういう順番で血液が使われるということは、この臓器が肝腎かなめの臓器だということです。』
だから肝腎かなめ、肝臓と腎臓が大事ってことなんだ。
その間に腸もあるから、流れから行くと、特に小腸が大事ってことですね。
『血液が体のなかでどのように使われるか』
要するに『大切な臓器』はどれか『ということを説明しています。』
『さぁ、そこで、ここが大事です。』
『食べて消化して吸収するために塩分の役割はいったい何なのだろうか。』
『食べて消化して吸収するための塩の役割というのは、非常に大切です。』
『食べるでしょ。胃でグジュグジュにして小腸に行って吸収されて肝臓に入ってくるでしょ。
ここまではわかるよね。』
『じゃぁ、血圧ってどこの話?』
『心臓から送り出された血液の力が血管にかかる圧力を血圧というのでしょ?』
今聞いた塩の流れから考えると『食べて消化するほうが先』でしたよね。
『食べて消化するための塩の役割の方が先なのです。』
『それで減塩したら、食べて消化して吸収できない』のです。
『どっちが先かって』ことで意見が違ってくるってことですね。
減塩を進めるということは『食べない方がいい』と言ってるってこと。
『減塩という考え方は「食べないほうがいい」ということなのです。』
やっぱり!
『食べたものを消化して吸収して、取り込めないんだから、血圧っていうものは心臓から先なんだから』
あれ?
なんだか???が飛んでいますよね。
つまり『というような出鱈目を言っているんだよということを今説明しているのです。』
なるほど、そういうことですね、わかりました。
お医者さんという偉い人が言っているから、国がそれを後押ししているから、しかも理科音痴だから、こんな単純な矛盾を突っ込めないで、彼らの言うことを盲信していたってことですね。
『塩分、塩に関しては食べて消化して吸収するほうが先。』
『だから減塩したら食べて消化して吸収できないから、結果的には食べずにいることになる。』
『血圧の話と食べて消化する、減塩の話は一致しないでしょ。』
まったく一致しませんね。
まさに猿にでもわかる・・・いやー、ついさっきまでわかってなかった私ですが(笑)。
『で、塩っ気食べてすぐに血圧があがると思う?』
『ならないんだよこれが、またね。』
『僕は調べたの。』
『塩を食べるでしょ。』
『すぐに血圧を上げるサインが出るのだったら、すぐにあがるはず。』
『でも、あがらないの。』
『だって、どう考えたって食べた塩が消化して吸収して胃を通って、小腸をぬけて肝臓に行くわけだから』
『そういう矛盾。』
『塩が血圧を上げるという矛盾、間違いを指摘するために、この12ページでは説明しています。』
『順番がありました、順番がね。』
『血圧と言うのは心臓から先の話なのです。』
『世の中は血圧、血圧といいますが、この理屈はわかりましたか?』
はーい、なんとかついていってまーす。
『あとは楽で、栄養学との違いを説明していきます。』
(15ページ)
『15ページ、16ページだけが見開きです。』
これは欧米、アメリカとかヨーロッパ・・・もともとアメリカというのはヨーロッパ人が征服しちゃったので、欧米と日本は違うんだよという説明をします。』
『じゃぁ、どのように違うか。』
『欧米は乾燥しています。』
『日本はジメジメしています。』
『じゃぁ、洗濯物はどっちが乾く?という話。』
『当然乾燥している方でしょ。』
『ということはね、体を置き換えましょうか。』
『乾燥しているヨーロッパに体を置くと、体から黙っていても水が抜けていきます。』
『弱ってきます。』
『日本はジメジメしているので、体から水が抜けにくいです。』
『向こうの人は体の表面から水が抜けるから、毛穴がデカいんですね。』
『だから鮫肌。』
『日本はジメッとしているので体から水が抜けにくいので毛穴が小さい。』
『だからキメが細かいのですね。』
『だから欧米人は日本人の女性が大好きなのですね。』
『あっ、これ関係ないか。』
『ね、ということで気候が違うでしょ。』
『まず、それがひとつ。』
『僕は塩屋なので塩の話をしますよ。』
『欧米で取れる塩はどんな塩か。』
『岩の塩と書く。』
『岩塩です。』
『いいですか。』
『みんな勘違いしています。』
『粒が大きい塩を岩塩だと思っている。』
『違うんですよ。』
『陸で取れる塩が岩塩。』
『昔ね、海かなんかだったんでしょ。』
『長年かけて隆起してドーンと上がっちゃって水がなくなったから白い塩の結晶になった。』
そこに、長年かけてさらに『雨が降る。』
『ジワジワジワと滲みて地下に水ができる。』
『その地下の水のことをミネラルウォーターと言います。』
『いいですか?』
『さっき、海はミネラルの宝庫と言いました。』
『だから海のミネラル分が塩の層になって、雨が降ると滲みて地下にミネラルウォーターができる。』
それが『マグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を多く含んだ水で、硬水と呼ばれます。』
『日本は岩塩が取れないから軟水、ナチュラルウォーターです。』
『岩塩が取れるか取れないかで水の質が変わってきます。』
『岩塩とミネラルウォーターはセットです。』
『いいですか?』
『さぁ、ここまでわかった。』
ここからしばらく、ちょっとおかしなダジャレですので、面倒くさい方は飛ばしてくださいね。
『次にね、どんぐりの話をします。』
『「どんぐりころころ」さぁ、一緒に歌いましょう。』
『どんぐりころころどんぐりこ・・・・どじょうが出てきてさぁ大変。』
『わかるかな、どじょう。』
『わー、九州は受けが悪いわー。』
この講演会の会場、九州です(笑)。
『土壌、土です。』
『ミネラルウォーターはマグネシウムやカルシウムのミネラルを多くふくんでいるので、その水の性質が土にうつる。』
『だから土壌がアルカリ性を示します。』
『いいですか?』
『日本は火山灰土壌なので、そして岩塩が取れないので酸性土壌なのです。』
『そういう具合に土壌も違ってきます。』
『さぁ、そこで、気候が違う、風ね。』
さっきの湿度の話を思い出してくださいね。
『土が違う。』
土壌が違いましたね。
『それを風土と言います。』
『環境が、風土。』
『風土が違うところでとれる植物、肉も、当然、食べもの、風土。』
『風土が違うところでね、要するに環境が違うところで取れた食べ物を我々が食べてもね、お腹はいっぱいになるけど、体にいいものではないのです。』
『それを最近はわかりやすい言葉で言ってるのが「地産地消」』です。
「身土不二」とか言う言葉も聞いたことがありますね。
『地産地消のベースとなるのはね、四里四方のものしか・・・昔だよ・・・江戸時代』は『食えなかったの。』
『一里4キロ、四里、4×4=16、行って帰って32キロ。』
往復『32キロぐらいの距離にあるものしか食えなかった。』
[そういう食い物でずーっと命をつないできてるから、その伝統食・・・要するに民族色というのは伝統食・・・民族色を捨てればその捨てた民族が滅びていくという。]
『日本人の最近の食べ物、日本食じゃなくて伝統食を捨ててしまった。』
『パン食、牛乳、そんなものを食ってたら民族滅びて、当然病気になるのね。』
『というよなことを書いてあるのですね。』
わー、こんなところにも例の進駐軍の日本民族劣化政策って及んでいるの?
給食をパンと牛乳にして、その世代からそういう食事を摂る習慣を身に着けさせたっていう。
彼らの国の小麦やら何やらも売れるから一石二鳥の政策だったとか。
あかんわー、私。
まんまとはまってる。
牛乳はダメだけどパンは大好きだし、ヨーグルトやアイスクリーム、バターやチーズは好きだもん。
ケーキなんて、私の子ども時代はクリスマスぐらいにしか食べられない贅沢品だったなー。
しかも楽しい思い出とくっついているから、精神的にもご褒美感覚になるとついついケーキを買ってしまう。
「無知は痴」ってここでも言えますね。
しっかりお勉強しなくっちゃ。
『これがベースです。』
『だからね、肉を食べる文化、肉食の文化を持った欧米の人たちは実は、トイレは洋式になります。』
『何故、洋式なのか。』
『皆さん、京都府の府、府の下に肉と書いて腐るという漢字になります。』
『この府は五臓六腑の府、要するに腸ですね。』
『腸に長く肉を留めると腐るんですよ。』
『肉は腐るわけです。』
『何故かというと体温は36度以上あるじゃないですか。』
『36度のところに24時間肉を放置したら、肉は腐るんですね。』
『ということは、食べた肉は早く出さないと腐る。』
『だから、肉を食べた翌日のウンチ』、臭いですね。
毎日食べてたらわからないかもしれないけれど、たまにしか食べない私はわかります。
『欧米の人たち、肉を食べる文化の人たちの腸は日本人よりも短いのです。』
『何故かって、そうなっているんです。』
『出さなきゃいけないから短くなる。』
『さらにね、彼らは食べた肉を出すためにヨーグルト、牛乳、チーズ、乳製品をとって下痢をさせます。』
『そういう風にできているのです。』
『日本人は草食、どちらかというと菜食主義なので、便がスルッと出るから和式。』
『長い間座らなくていいので、しゃがんだらスルッと出るから和式なのです。』
『トイレの様式がこうやって違っているんだよということ。』
『向こうの人は便秘がちだから、しゃがんでる時間が長くないと出ませんね。』
『それではしびれちゃうから座ってする。』
『いいですか?』
そうかー。それで、肉嫌いのくせに、食べなきゃと思って肉を食べてた頃の私は便秘症でした。
今はベジタリアンとまではいかないけれど、肉は滅多に食べないので便秘じゃなくなった。そういう理由なんだ。
『あとはね、シャワーとお風呂。』
『肉を食べている文化の人たちが風呂に入ると凄く風呂が汚れるの。』
『だから向こうの人は使いまわしできないので、シャワーを浴びます。』
『日本人は菜食主義なので汚れにくいから使いまわしができる。』
『まぁ、最近は使いまわしは、あまりしないだろうけどね。』
これも納得。野菜嫌いで牛肉しか食べない元パートナーが入った後のお風呂の汚れが違ってたのはそういうことなんだ。湯船のふちになんだかネトッとしたものが溜まるのです。男の人はみんなそうなのかもしれないと思ってたけれど、違うのですね。
『向こうは床だったり、こっちは畳とかいう具合にすべて食べ物というか、風土、気候や土壌や水、塩が違うことによって、ずいぶん変わって来るんだよという話。』
『もうちょっというと、小麦と肉』つまり『パンと肉、そして乳製品という組み合わせです。』
『日本はお米』『お米とお魚、一汁一菜という組み合わせ、これが基本です。』
『だから朝パン食で牛乳飲んで、コーヒー飲んでます。』
『これはまずキツイ。』
私が朝、パン食にしたがるのを息子が嫌ってたわけがわかった。息子は正常な感覚を持ってたってことですね。反省。
『さぁそこで、欧米人は海苔を消化して吸収できないんですね。』
『何故?』
『これを追究していくと、僕がわかったのはね、ミネラルウォーターにマグネシウムやカルシウムを多くふくんでいるので、海藻のマグネシウム、カルシウムを取り過ぎるのですね。』
『多くなりすぎるから、摂り過ぎてはダメなので、消化して吸収できないように適応した体質になっているということです。』
『日本人は陸が完全に酸性土壌で、ミネラルが不足しているので海の塩を・・・海からとる塩を持ってきたという話です。』
『どうしてこんな話をしたかというと、明治維新があったでしょ。』
『明治維新の功績というのは、携帯電話、飛行機、新幹線、車、コンビニエンスのような、便利なものは彼らの功績です。』
『人の体は明治の時代も今の時代もそんなに変わりません。』
『だから、いきなり風土が違うところの学問、西洋医学だよ、ドイツをベースにした医学を明治以降に入れても、日本人には合わなかった。』
『その証拠を今から説明するんだけど。』
ここから、またまたジョークっぽいお話しです。意聞き取りにくくて意味不明なところもあるので飛ばしてもいいと思います。
『病院に行ったらカルテがあるでしょ。』
『あれ、ドイツ語でしょ。』
『美容室に行ったらカード。英語はカード。日本語では札つきの札。』
『最近の美容室、気のきいた先生は髪の毛を見て、肌を見て、「内臓の調子、悪いんじゃない?」って・・・割とちゃんとしてる美容室が増えて来た。』
『肌汚れてるよ、髪汚れてるよ、内臓に支障があるんでしょって。』
『だからね』『美容院ごと』つまり病院ごとに『会員カルテにしてね、治せない病気、内科に行っても治らない病気を会員カードにして100%管理する』
『治せないなら管理する。』
『どうでしょうかね。』
ここからはまたしっかり聞いてくださいね。
『今の医療費、国民の医療費はいくらですか?』
『43兆円を超えています。』
『すごい額です。』
『年々増えていく。』
『病人が減って健康な人が増えていくと年々下がるんじゃないですか。』
『それがもう、ずーっと毎年伸び続ける。』
『ということは病気が減っていない、病人が増えているということでしょ。』
『もう、完全な西洋医学の敗北です。』
『さぁ、そこでいちばんの問題はね、国民全員に健康保険があります。』
『国民皆健康保険というのですが、健康保険で皆で金を出し合ってさ、賄えるならいいんだけど、その43兆円の医療費の20兆円は税金投入なんですよ。』
『税金を投入してんの。』
あかん、知らなかった。私も認識不足のジジババの仲間だわー。
『で、薬を食べてるジジババ。』
『「私ね、健康保険で払ってるからいいの」』
『ダメです。』
『「あんたが飲んでいる薬の半分は税金なんだよ」っていう話。』
『だから、これから提案しようと思うの。』
『皆さん、車を運転される方はわかると思う。』
『事故ったら保険料は上がっていくでしょう?』
『じゃぁ、病院に行きはじめて行けば行くほど保険料を上げればいい。』
『ここのスポーツクラブに来てる人はね、みんな健康だから病院には行かない。』
『だからドンドンどんどん、保険料が減っていく。』
『そういう提案をしようと思う。』
『どうでしょう。』
ま、それは極端な提案だと思うけど、現在の問題の真髄を突いているとは思いますね。
『何を言いたいかというと、長くなっちゃったけど、要するにドイツの医学なり西洋医学の敗北です。』
『結果を出せない医学、それは何故か。』
『風土と気候』『日本人が体質的に全然彼らとは違うということ。』
『ま、そんなことで、これがその証拠です。』
『何故西洋医学が日本人に合わないのか。』
『というのはね。』
『明治以前はね、医者は免許いりませんでした。』
『誰でもできたということなのですね。』
『明治40年ぐらいに医師法だとか薬剤師法だとかいう法律を作って西洋医学を学んだ人間しか治療に当たれなくなる。』
『民間治療はみんなつぶされたということ、ですね。』
『そのように結果が出せない医学の原因はここにあるのですね。』
『欧米の人は欧米の人でいいんですよ。』
『向こうの医学でいいと思います。』
いやいや、もしかすると欧米人だって同じかもしれませんね。
だって、あっちの人だってたくさんの民族がいるわけだし、日本よりも風土ということを考えたらもっともっと広い地域をカバーしているわけだから、違いがあって当然だと思います。
民間治療をつぶす動きがもっと早かっただけなのかもしれません。
あの魔女狩りってきっとそういう事なのだと思うのです。
『アナスタシア』にもあったけれど、そういう民族の根本を支えるものがどんどんつぶされていったという歴史が西洋ではもっと、もっと根深いのかもしれません。
民族と土地とのつながりを断ち切ってきた、そういう歴史があるように思います。
ただ、塩ということに関しては岩塩と海塩。ミネラルウォーターとナチュラルウォーター、アルカリ土壌と酸性土壌の違いを押さえることは大切ですね。
『前にも話したことがあるんですけれども、ゲルソン療法ってあるんです、ゲルソン療法。』
『これね、要するに塩を抜いてどうのこうのって話なんです。』
『だけど、ゲルソン療法が効くのは欧米人なのですね。』
『日本人が塩を抜いたらもっと悪くなる。』
なんだか、どんどん深い話になって、どんどんバラバラだった知識がつながっていきますね。
「生物」だけじゃなくて「歴史」までもまったく見当はずれの勉強して自分のことをバカだと思ってたのかもしれないと思い始めました。
『お塩の未知』動画より③
この記事は下記の動画を書き起こしたものに基づいたものです。
https://www.youtube.com/watch?v=3QQ2N5zfQ4g
(お塩の未知10ページ)
『塩の主成分は塩化ナトリウムです。』
『塩化つまり塩素イオンと、ナトリウムはナトリウムイオン。』
水の中ではイオンという形でバラバラに存在しているのですね。
『これが水がなくな』ると、このふたつはくっつきやすくて、それで『くっついたのが塩化ナトリウムです。』
『多くの人が塩化ナトリウムは体に悪いと思っています。』
『多くの塩の説明をしている人が塩化ナトリウムは悪、悪いと言っています。』
『さっきカリウムとナトリウムのお話をしました。』 ← どうやら動画が前後しているようですが気にしない、気にしない。
『栄養大学の教授が、善玉カリウム悪玉ナトリウムという、こういうことを決めつけてしまったのです。』
『カリウムもナトリウムもどっちも体にとって必要なミネラルなので、どっちが善でどっちが悪ということはないのです。』
『塩化ナトリウムというのは水に溶けた塩素イオンとナトリウムイオンに別れる。』
『もっと言うと塩を作るときに海水に含まれている塩素イオンとナトリウムイオンが水を飛ばしたらくっつきやすいので、塩化ナトリウムが作られるということです。』
『塩化ナトリウムというものは体にとって必要なのだという話です。』
『ナトリウムは細胞外液に多く含まれるから必要だということはわかります。』
調べてみると確かに、細胞外液にはナトリウムイオンと塩素イオンが多く含まれていました。
『胃液は強い酸、塩酸です。』
『塩酸の化学式はHCl、だからここ(胃液)にCl』が必要ということですね。
『NaClのCl、塩素イオンつまりClイオンがないと胃液がちゃんと作られていかない。』
納得。
『だから減塩すると・・・塩分を減らすと胃液が作れない。』
『胃が丈夫な人ほど健康でいられるのです』が、『胃液が作られない』というか、『胃液がちゃんとしていかないから、胃が弱い、常に病弱だ』ということになるのです。
『胃液を作らなくなるので・・』(減塩するとヤバい)『ということ』なんだ。
『簡単でしょ。』
確かに単純な話ですね。
『病弱な人が増えている、特に食中毒が増え』ていますね。
昔の人はみんな強靭な胃を持っていたから(つまりちゃんと塩を摂っていたから)、少々不衛生でも大丈夫だったということみたいです。
『さらにね、女性の大事な生殖器、膣もしくは子宮(膣や子宮は酸性に保っていないと駄目)を酸性化』する『のがこの塩素イオンなのですね。』
『減塩して、塩分減らして、塩素イオンが足りなくなるので、婦人科の病気がやたら多いでしょう?』
『カンジダがあるっていうのは感染しやすくなっているわけだから・・・。』
なんと、塩ひとつでみーんな病気を呼び込んでるってことになりますね。
『というようにこのNaCl。』
『ナトリウムイオンはやっぱり大切。』
『塩素イオンも大切だということ』ですね。
『ちゃんとした塩化ナトリウムを含む食塩を摂っていると健康でいられる理由はそこにあるのですね。』
いちいち納得する反面自分の化学知識の貧困さにちょっぴり驚く私です。
理科、苦手だったものなー。
でも、先生がこんな風にお話ししてくれたら、もっと興味を持ってたかもしれないなー。
さて(11ページ)
11ページは『健康で元気に活発に生きていけるための第一要件』について『です。』
『実は第一要件の前に第ゼロ要件という、大切な要件があるのです。』
『それは何?』
『呼吸です。』
『いいですか?』
『呼吸、つまり人間は肺の呼吸の筋肉が止まると死ぬのですね。』
『心臓の筋肉が止まると死ぬのです。』
『だから心肺停止ってそういうことなのです。』
『もっとも大事なのは呼吸です。』
『呼吸。』
『皆さん、口は呼吸器官ではありません。』
『口は消化器官です。』
『鼻は呼吸器官です。』
『だから口呼吸をやめて鼻呼吸をする。』
『多くの人、周りを見てごらん。』
『口開いてない?』
確かにー。
『鼻呼吸、鼻からいれるとフィルター、鼻がフィルターになっているので余計なものを入れないで済む。』
『だから健康のゼロ要件は呼吸、鼻呼吸をちゃんとする、口呼吸はやめるということ』
『次に第一要件は、体の中の血液、体液です。』
『人間は血液』『を全身に巡らせて生きているのです。』
『この血液をちゃんとしないといけない。』
『血液を正常にしないといけない。』
『血液を汚してはいけない。』
『でもね、西洋医学だとか病院』には、『血液を汚すという考えがありません。』
『血液を汚すことをしてはいけない、血液を異常にすることをしてはいけない、もっと言うと血液の塩分濃度をちゃんと0,85%まで持っていかないといけない、常に0,85%を維持しておかないといけない(赤ちゃんの羊水は0,85%、血液は0,85%)ここまでちゃんと塩分を入れるのがね、ここをいじくってはいけない。』
そうかー。
血液を汚すってそういう意味か。
『減塩すると、これを維持できない。』
そりゃぁ、そうですね。
『「塩はどれだけ摂ったらいいの?」「一日何グラム摂ったらいいの」という話があるのですけれども、正直、誤解されると困るけれども「吐くまで摂れ」と言います。』
『そうするとみんな、「えー!」と言うけれども。』
確かに「えー!」ですよね。
『実は味覚、料理で目一杯塩をきかせたら、塩っぱくした料理は入らないでしょ。』
『入らないんです。』
『基本的に塩って入りません。』
確かに塩辛すぎるものって、食べられないですね。
保存食で塩漬けになっているものなんかは塩を抜いてから調理します。
『だから自分の美味しく感じる程度までは入るけれど、それ以上越したものは入らない。』
『もっと言うと、実はコップに塩を目一杯入れます。』
『濃い塩水を作って飲ませるとゲロッと吐きます。』
『人間の体はうまくできているんですよ。』
『胃より上は口から吐く。』
『胃より下に、腸に行ってしまったら、下痢する。』
『吐くか下痢するかどっちかなのですね。』
『だから濃い塩水を飲む、例えば小さな子どもが間違って食べてはいけないものを食べてしまった。』
『指を突っ込んでも吐かない。』
『吐かない時には濃い塩水を作って飲ませるとゲロッとすぐ吐きますから。』
いいこと聞いた!
『そんな具合に胃が防波堤、胃が知っているということなのです。』
『皆さんに質問しますよ。』
『ご飯でしょっぱいものを食べ過ぎた、塩食べ過ぎた。』
『どうなります?』
『みんな血圧が上がるとか、浮腫むっていう。』
『違う違う。』
『みんな経験している』はず。
『やたらめったら水が欲しくなって飲む。』
『要するに体の塩分濃度が上がるから水を飲んで薄めなさい。』
『これだけ。』
『それが何故か浮腫む、何故か血圧があがるってね、そういう誤解なのですね。』
『この11ページで書いてあるのは体の中の血液、体液の塩分濃度をちゃんと0,85%まで持っていくこと。』
『どうやって?』
『吐くまで摂れ。』
『というか・・ちゃんと自分の好みで摂っていいんだよということです。』
うーん、今回も目からウロコもの。
しかも、なんだかすっかり忘れてしまっていた記憶が戻りかけているような気がしてきました。
もしかして、ゆっくりと何年もかけて洗脳されてきたのかもです。
私の両親は大正生まれだったから、ある意味こんな減塩神話のない時代の人でした。
古き良き時代の生活の知恵としての塩の存在。
なんだか薄っすらとした記憶がよみがえってきそうな予感がします。
『お塩の未知』動画より②
最初はうんと張り切る私です。
二本目に入りましょう。
この動画からの要約です。→ https://www.youtube.com/watch?v=KBe4irjlRRA
では始めます。
(7ページ目と8ページ目からです)
多くの皆さんが勘違いしているのですが、お塩の問題っていったい何なのかということがわからないと何も見えてこないようですね。
お塩の問題、美味しいとか不味いとかいうことではない。
「あのお塩が美味しい」「このお塩はダメだ」「あっちの塩がいい」・・そういう話ではないんです。
よくいいますよね。
ヒマラヤ岩塩がいいとか、フランスのなんとかいう塩がおいしいとか。
そういう嗜好の問題じゃないんだ。
実はからくりがあります。
えー!またまたあやしそうな話?!
お塩の問題点の一番目は塩が血圧を上げるということが常識化したことで、これは出鱈目だそうです。
そんなー!
減塩食とか奥さんが旦那さんのために一生懸命作ってるおウチがあるっていうのに、それって出鱈目なの?
二番目は塩の品質の問題がどうなのかという話。
岩塩がいいとか海塩でも天日干しがいいとか、そういうこと?
ま、お話を聞くずつ、おいおいわかってくるのでしょうね。
三番目は塩を悪者にしたその背景があったのです。
塩を悪者にしたそのバックグラウンドがある。
つまり、からくりがあるということです。
いろんなしがらみとか利権とかそういうことかなぁ。
からくりについて、今はお話しします。
はい、よろしくお願いします。
塩と煙草というものはね、20年ほど前は専売公社が所管していました。
いいですか?
専売公社、わかりますよね。
で、じゃぁ、お酒はどこ?
実はお酒はね、税務署です。
税務署の親分は?
財務省ですね。
専売公社の親分、親方は当時の大蔵省、今でいう財務省です。
つまり、塩と煙草とお酒は全部財務省。
ここはわかりましたね。
なるほど、何か見えて来そうな気がしますね。
健康に関しては厚生省、今の厚生労働省が所管しています。
で、「健康日本21」ってあるのを知っていますか?
知りませーん。
2000年から日本の国民が健康でいられるために始まった国の動き。
大金をかけて、税金をかけて健康になるためのいろんなことをやっているらしいです。
「健康日本21」の中で「お酒、ひかえろ」「煙草、ひかえろ」さらに「塩をひかえろ」一日成人男性で8グラム以下、成人女性で一日7グラム以下摂取していれば元気でいられるというのですね。
「塩を減らせ、煙草を吸うな、お酒を飲むな」とこんな話をしているのですが、なんか一致しちゃってるのですね。
何が一致しているの?
厚生労働省の言っていることと財務省の扱っているものとが、ぴったんこ一致している。
これがからくりなんだー。
世の中「勧善懲悪」っていうのを知っていますよね。
いい者と悪い者。
日本人の考えの構造って、この勧善懲悪、悪者がいないとストーリーが出来上がらないところがあるらしい。
そういう考え方の中で悪者が欲しかったのですね。
そこで、塩と煙草と酒を悪者にした。
そうすると本当に悪いものがボケるわけです。
例えばこういうことみたいです。
マーガリンを売りたいとします。
昔、そういう時代がありました。
そこで、マーガリンは動物性のバターよりも植物性だからいいと言う。
そうするとマーガリンが売れます。
マーガリン、悪いんですよね。(確かに最近はそうなってきています)
こんな感じでサラダオイルはダメ、マーガリン、トランス脂肪酸はダメ、砂糖はダメ。
本当に悪いものを悪いといったら、いろんな会社がつぶれてしまう。
これは健康のためによくないよって国が言ったら、よくないって言われた業界団体から経済産業省を通してクレームが入るんです。
経済発展が優先されて人間の健康、人々の、国民の健康をないがしろにされてきたという流れもある。
本当に悪いものを言うと世の中が混乱する。
だけど、「塩ダメだ、煙草控えろ、酒飲むな」といっても誰も困らない。
国が扱っているものだから。
そこで、本当に体に悪いものは何なのかということを厚生労働省が言えばいいんです。
なるほど、悪者を作って本当に悪いものをぼかすってこと。
という具合に、国が扱っている塩と煙草と酒を悪者にして自作自演をしたわけです。
だから、そのからくりがわかれば塩も煙草もお酒も体に悪いということはなかったのですね。
本当だ、まさにからくりだ。
こんな裏があったんだ。
さぁ、そこで煙草の話をしてみましょう。
電子タバコというのがあるのですね。
最近やたらめったらコンビニでみなさん吸い始めています。
その電子タバコは三種類あります。
ひとつは、煙草の葉っぱにいれて吸う加熱式タバコ
これは、アメリカの世界一のタバコの会社フィリップモリス社、ブランド名ではマルボロの、ここが出しています。
2014年に日本で先行的に販売されました。
ここからが驚くべきことなんですね。
フィリップモリス社の本場アメリカではまだこの加熱式電子タバコは販売されていない。(2019年11月現在です)
だから日本で先行販売ってことなんだ。
これ、どういうことかわかりますか?
日本人の体で人体実験をしてデータ取りをしている。
えー!そんなー!
人体実験というのは基本的に出来ないので日本人に使って、結果を見ている。
その結果次第でどうするかってことなんですね。
これが最も日本人がそういう風に利用されているんだという、本当に今行なわれている実例です。
日本ってそういう国なんだ。
日本人はそうやって利用されてきたんだということを皆さんに理解してもらいたいのです。
これをみんな理解すべきです。
「日本の方が先行して販売されている、ラッキー!」って喜んでる、そういう問題じゃない。
なんだか怖い話になってきた感じ。
何故この話をするかというと・・・
ふたつ目はニコチンやタールを液体化して蒸発させて吸うタイプ。
これは日本国内でも販売されていません。
個人輸入のみOKです。
ふたつ目は(薬物だから)厚生労働省です。
ひとつ目の加熱式タバコは財務省。
そしてみっつ目はおかしなタバコ。
香り、要するにフレーバーだけ。
薬物がまったくはいっていなくてフレーバーだけのタバコ。
つまり「お菓子タバコ」です。
でもそのフレーバーは危険なフレーバーばかりだそうです。
極端に言うと、昔は白い粉を吸っていたけれど今は電子タバコで薬物を吸ってる感じです。
だから厚生労働省の麻薬課は凄く警戒しています。
どうしてこういう話をしたかというと、アメリカでは電子タバコは販売禁止ということでトランプ大統領が発表しました。
たぶん煙草の葉っぱを使ったのはOKだと思います。
インドでも販売禁止です。
煙草の話をした理由はと言うと煙草の市場は何兆円という規模なのだそうです。
その利権を誰かが持ってるということが裏にあるのだそうです。(「あっ、そう」って意味深なシャレ)
塩と煙草とお酒、もうちょっと具体的にわかりやすく説明しましょう。
神棚に何をお供えしますか?
お水、お酒、お米、お塩。
みんな「お」が付いている。
そのお酒が体に悪いわけないんですね。
煙草も自然に育った植物の葉っぱを乾燥させて火を吸っているから、煙草も体に悪いものじゃない。
笹谷達朗さんはお酒も飲まないし煙草も吸わないそうです。
だけど、お酒を飲む人、煙草を吸う人にとってはお酒やたばこは気分転換になると言われます。
煙草で悪いのは煙草の葉っぱを巻いている紙、その紙と糊とフィルターと煙草の葉っぱに含まれる添加物です。
煙草の歴史って何千年もあるのですね。
体に悪ければ何千年も使ったりしません。
本質は塩も体に悪くない。
お酒も煙草も悪いわけじゃない。
何故かこれが悪者にされている。
悪者が必要だったということなのです。
それが減塩が始まった理由なのですね。
ここまでわかりますか?
隣の8ページ目に書いてあるのですが、実は今年の5月、2019年5月、日本高血圧学会(血圧高い人は危険だから血圧を下げろという学会)が高血圧治療ガイドラインの中で130以上、130を超えた血圧のある人は病気の人です、危険ですというガイドラインを出したのです。
それで、テレビ、マスコミ、みんな勘違いして130以上超えたらみんな高血圧にしちゃった。
高血圧治療ガイドライン、つまり治療のガイドラインだというのに、一般の人のガイドラインになってしまったという、とんでもない話です。
やはり、血圧に関しては年齢+90、だから70歳の人は90足せばいいから160ぐらいがいいんじゃないか。
もっと言えば年齢+100でもいいくらいです。
だから70歳の人が170ぐらいあって当たり前という・・・年とともに血圧は上がるんだよということです。
血圧の話はあとでまたしますね。
ということで、今回はちょっと中途半端な終わり方なのですが、それでも十分衝撃的でしたよね。
なんだか現代社会の闇を観たって感じで、あんまり気分よくないかもです。
でもまぁ、まずは正しい知識を知ることが大切ですから、ニュートラルな気持ちでしっかりお勉強していきましょう。
次回をお楽しみに!
『お塩の未知』動画より①
以下はこの動画を観た私が自分なりにまとめたものです。
https://www.youtube.com/watch?v=yiu-ywlgzj0
これは、2019年11月半ばに開催された講演のようです。
講演者は笹谷達朗さん『お塩の未知』という本を出版されている方です。
このご著書を使ってお塩の説明をされている様子をちょうど良い長さで紹介してくださっているので、まとめるのによいと思って使わせていただくことにしました。
今回のは、二時間程度の講演の最初の10分ぐらいです。
(まずは本の1ページ目から)
「塩梅」という言葉をご存知ですか?
知ってはいますが、私はあまり使わないですね。
「今日の塩梅どうですか?」というのは「今日は体の塩気はちゃんと足りてるの?」という意味なのだそうです。
つまり「体調はどう?」「調子はどう?」「ご機嫌いかが?」ということなのです。
昔はそうやって挨拶を交わしたらしいです。
今は健康のためには塩分を控える、減塩したほうがいいという風潮になっているので、この挨拶の考え方とはまったく真逆です。
確かにそうですが、どっちが正しいでしょう?
塩をたくさん摂るのと減塩するのと・・・。
プロの調理人はお客様に美味しく感じていただくためにお塩をぎりぎりまで効かせるのだそうです。
この場合の「料理の塩梅はどうだ?」という時は「塩加減はどうだ?」という意味ですね。
主婦として料理を作ってきた私としても味の決め手は塩の使い方ひとつだと感じます。
タニタ食堂に「美味しい減塩食」というキャッチコピーがあるのだそうです。
普通に減塩食って美味しくないからこその、このキャッチコピー。
これは矛盾の言葉ですよね。
「体にやさしい減塩食」とか「健康にいい減塩食」というのは理解できるけれども、「美味しい減塩食」には無理があります。
出汁を使おうが酢を使おうが無理と笹谷さんは言われます。
今回の笹谷さんのお話は、このように意味不明なことをやっている減塩食の真価はどうかというお話です。
味覚を感じるのは舌です。
塩味については舌に任せておけばよいと笹谷さんの言葉。
舌はベロとも言うからバロメーターならぬベロメーター。
いい塩梅はベロメーターに任せておけばよいと。
(2、3、4ページ目は飛ばしてありました。)
(5ページ目)
実はここが大切なことです。
お母さんのお腹の中で赤ちゃんは10月10日スクスク育ちます。
お腹の中の羊水は子どもにとって最高の環境なのです。
その羊水は実は塩水です。
本には0,85と書いてありますが、羊水はだいたい0,9%、つまり1%に満たない塩水なのだそうです。
赤ちゃんが産道を抜けて「オギャー」と息をして、そこからは初めて血液、赤い血潮の血液を全身に巡らせて一生を送るのです。
羊水で浮いて育って、これが0,85%の塩水、そして血液も同じく0,85%の塩分が含まれています。
0,85%以上でもない、0,85%以下でもない。
ここをちゃんと押さえておかないといけないようです。
塩分は体の中で作れないので、減塩して塩を入れないと体の中の塩分が減って来ます。
減塩しておかしくなる理由はここだということです。
(次に6ページに入ります)
海水の塩分濃度、しょっぱさは3,5%以上です。
人間の血液は0,85%で海水は3,5%だから海水は人の血液の4倍塩分が多いのです。
この数字を頭に入れておいてください。
海の塩には何が溶けているのか、何が溶けてしょっぱい、塩辛いのかわかりますか?
これはミネラルなのです。
海の塩辛い正体はミネラルが溶け込んでいるのです。
じゃぁ、ミネラルって一体なにですか?というとみんな迷いだします。
ミネラル・・・なんとも考えずに言ってるけれど、ここのところが私もあやふやです。
ミネラルは鉱物、要するに金属が溶け込んでいるのだそうです。
海に金属が溶けている・・いやいや、そのまんまの粒々で溶け込んでいるわけではないのです。
金属がイオン化して溶けているのです。
海はミネラルの溶けている宝庫です。
海の水、水分を飛ばして白く出てくる結晶は塩と言われています。
これぐらいは、私でもわかります。
じゃぁ、塩はなんですか?
塩って単に塩という認識しかない、情けない私⤵。
塩はミネラルの結晶そのものです。
つまり金属の結晶ということですね。
最近はよく「ミネラル不足」と言われています。
厚生労働省がミネラル不足ということを認めています。
ミネラルである塩を減塩してミネラル不足は当たり前。
確かにそうですね。
じゃぁ、どうすればいいの?
減塩減塩と騒がれて減塩してみたら今度はミネラル不足・・・。
こんな当たり前のようなことがわかっていないのです。
反省!
ではミネラルのお話を少ししておきましょう。
女性のみなさんはよく貧血気味で病院に行って鉄剤をもらったり、カルシウム不足だからといってカルシウム剤を出されて飲むのですが、実は人間の体はミネラルを吸収しにくい体にできているのです。
だから鉄剤を飲もうがカルシウム剤を飲もうが消化して吸収できません。
えー!!!!
ここからがとても肝心。
聞けば聞くほど当たり前なのに、世の中の騒ぎに巻き込まれて思考が停止していたとわかります。
何がいったいミネラルを消化吸収してくれるのかというと、それは海藻や植物、果物、野菜がミネラルを吸収するのですね。
確かに。
でもどうやって?
土に根を張り巡らせて根の先から酸を出して、金属である土壌の中のミネラルを溶かしながら吸い上げて取り込んでいくのです。
だから、植物の中に取り込まれたミネラルは水溶性になっていて、人間の体に取り入れたら、すぐに活用できるミネラルになっています。
我々は何故、野菜、果物、海藻を食べるのかというと、それはミネラルを摂るためと言ってもいいくらい、これが大事なポイントです。
ドラッグストアでマルチミネラルといって売っているものでは無理なのです。
それは摂っても出ていくだけです。
「ミネラル配合」とあっても出ていくだけなのです。
でもそういう商品はいっぱい作って売られています。
こういう大事なことを忘れてはいけないですね。
どんどん目からウロコが落ちる。
たった10分ほどの講和でこれだから、これを全部聞きたいって、そう思いませんか?
聞いてもテレビや新聞でいろいろ違う観点からのコマーシャルに出会ったり、お医者さんから鉄剤を飲めと言われたら、やっぱりこっちがおかしいのかなと疑ってしまいそう。
まだまだ確信とまではいきませんよね。
聞くだけって不確かな記憶になって消えていく。
それでメモしようとするけれど、なかなかまとめられない。
そんな私だからこそ、これをひとつひとつこうやってまとめていこうと、そう思いました。
同じような気持ちの人は、一緒にお勉強していきましょう。
ゆっくりしかアップできないかもしれませんが、よろしくお願いします。